皆様、こんにちは。
京橋クリニックは平成29年2月10日に、最新鋭の屈折度/角膜曲率半径/眼圧の測定装置、「トノレフⅢ」 (二デック社製)を導入致しました。
本装置導入によって良くなった点を列挙してみます。
1.従来の当院の装置では、屈折度/角膜曲率半径の測定装置と、眼圧測定装置が別々の装置であったが、トノレフⅢは1台に2つの検査装置を兼ね備えている。2台が1台になったことにより、省スペースとなった。
2. 患者さんは今まで両方の装置を測定するのに、わざわざ移動していたが、移動が不要になり、顔を載せておくだけで2つの検査を引き続き行えるようになった。
3.眼圧の測定時にエアー(空気)が飛び出す。これが意外に強烈で、嫌がる患者さんが多かった。しかし、トノレフⅢのエアーはソフトになっており、患者さんの不快感が大幅に減少した。
4.空気圧出による眼圧の測定は、角膜の厚み(角膜厚)の影響を受ける。すなわち、角膜厚が薄い患者さんは、眼圧が真の眼圧値より低く測定されてしまう。逆に、角膜厚が厚い患者さんは、眼圧が真の眼圧値より高く測定されてしまう。これが従来の眼圧測定装置の弱点であった。しかし、トノレフⅢには角膜厚測定機能がついており、角膜厚による眼圧値の補正を行ってくれる。つまり、真の眼圧値により近く迫れるようになった。これは眼科診療において、大変重要な進歩である 。
5.調節力の測定機能がついており、調節力を調べることもできる。
逆に本装置を導入して悪くなった点は、今のところありません。(導入費用がかかりましたが・・・笑)
今後とも京橋クリニックは、より正確な検査、患者さんにより少ない負担で検査できるように、改善してまいります。