眼瞼乳頭種(よくある目の病気 14) | 京橋クリニック眼科は大阪市都島区、京橋駅前の眼科専門のクリニックです。

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目の病気一覧

眼瞼乳頭種(よくある目の病気 14)

シリーズ「よくある目の病気」

第14回は眼瞼乳頭腫(がんけんにゅうとうしゅ)です。

 

眼瞼乳頭腫とは、眼瞼(まぶた)にできる良性の腫瘍の一種です。

 

 

【症例】

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46歳男性。

右眼の上眼瞼の縁部、および結膜に乳頭腫が生じている。

 

 

【症状】

眼瞼の腫瘍は、良性と悪性の腫瘍に分けられ、眼瞼の良性腫瘍の中で最も多いのがこの眼瞼乳頭腫です。

成人から高齢者に比較的多く、眼瞼縁部にできやすいです。

痛みはほぼなく、まばたきをする時に不快感を訴える方が多いです。

大きさはさまざまですが、10㎜以下が多く色は白色、赤色、細胞内にメラニンを多く含むと褐色になります。

悪性の腫瘍には褐色や黒色のものが多いので注意が必要です。

眼瞼の良性腫瘍には、眼瞼乳頭腫の他に、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい=いぼ)、母斑(ぼはん=ほくろ)、老人性角化症脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)などがあり、眼瞼の悪性腫瘍には、基底細胞癌悪性黒色腫脂腺癌などがあります。

 

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※眼疾患診療ガイドより抜粋

 

 

【原因】

皮膚、粘膜の上皮細胞が刺激をうけて正常の細胞が増殖することによっておこります(過形成)。

まれに悪性に移行することがあるので、注意が必要です。

 

 

【治療】

良性の乳頭腫の場合、特に治療の必要はありませんが、見た目を気にされる方もいらっしゃるので手術で取り除く場合があります。

 

 

(監修  京橋クリニック院長  佐々原 学)